エクスプレス
EXPRESS MICROSHUNT
EXPRESS MICROSHUNT
ステンレスの小さなチューブ状の医療機器。手術で強膜弁の下に留置します。
虹彩切除術が不要で、線維柱帯切除術に比べ、低侵襲です。
術式 | 虹彩 切除術 |
強膜弁 作成 |
---|---|---|
線維柱帯切除術 (トラベクレクトミー) |
有 | 有 |
エクスプレス | 無 | 有 |
プリザーフロ | 無 | 無 |
眼の新しい排水口として、エクスプレスを留置します。
エクスプレスから出た房水は、強膜弁の下を通って、
結膜の下に流れ、
濾過胞ができます。
その結果、眼圧が下がります。
エクスプレスの適応か確認します。
緑内障の種類によって、適応外の場合もあります。
エクスプレスは、火曜日・木曜日の午後に行っています。
散瞳薬の点眼後、約6時間まぶしくなります。
ご自身での運転は控えてください。
来院してから帰宅までかかる時間
緑内障手術のみ:約2時間程度
白内障手術と緑内障手術:約5時間程度
※眼の状態により、下記以外の点眼が追加されることがあります。
房水の漏れ出る量を調整したり、術後早期は
以下のような合併症が起こりやすく、 レーザー切糸や
ニードリング、縫合などの処置を行うことがあります。
術後1か月以降も、定期的な診察が大切です。
術後晩期合併症や視野検査などの緑内障の管理が続きます。
時間が経つと手術の効果が弱くなるため、
ニードリングなどの再手術を行います。
緑内障手術のみ | |
---|---|
1割 | 約35,000円 |
2割 | 約70,000円 |
3割 | 約105,000円 |
*片眼の費用
白内障手術と緑内障手術 | |
---|---|
1割 | 約52,000円 |
2割 | 約104,000円 |
3割 | 約156,000円 |
*片眼の費用
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眼の表面には血管がいっぱいあるから、
手術をすると必ず出血します。
結膜下出血というんだけど、2週間から
1か月くらい経つとよくなります。
続く場合、先生に相談してね。
エクスプレス自体は、強膜弁の下に留置されているので、異物感の原因になりません。
眼の表面の手術なので、術直後は違和感やごろごろすることがあります。
眼の表面に出ている縫合糸は、術後1か月目くらいに抜糸します。
手術日や術後翌日は、眼帯をしているので禁止です。
それ以降は、自己責任でお願いします。
見えづらい場合、運転をしないでください。
術後1週目は散瞳するので、ご自身で運転しないでください。
術後2週間は、寝る時も保護メガネを受けていてください。
衝撃や粉じんなどから眼を守るために保護メガネをしています。
眼にばい菌が入ると失明することもあるので、保護メガネをよろしくね。
緑内障は完治しない病気です。失明しないようにするため、
エクスプレスの手術後も診察や視野検査を行います。
定期的に通院をしてください。
緑内障で失われた視野を回復する手段はありません。
エクスプレスは、眼圧を下げて、緑内障の悪化を遅くするための手術です。
再び眼圧が上がってきて、ニードリングや緑内障手術が必要になることがあります。
眼によって経過は違いますが、いつ眼圧が再上昇するは予測できないため、術後も定期的に通院が必要です。
エクスプレスも濾過手術の一つなので、乱視の増加や術後の低眼圧などが原因で、術後見えづらくなります。
多くの方は、1か月程度すると、眼が落ち着いてきて視力が元に戻ります。
デスクワークであれば手術翌日から可能です。
重いものを持つ重労働や、ほこりが舞うような場所での仕事は、 最低1か月間は控えた方が無難です。
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高額療養費とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、
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還付される場合があります。
医療費控除を受けるためには、「医療費控除の明細書」を、所得税の確定申告書に
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