多焦点レンズ
MULTIFOCAL IOL / EXTENDED VISION IOL
50cm程度
- 手紙を書く
- 絵を書く 等
多焦点レンズとは？
眼内レンズは、大きく分けると、単焦点と多焦点の2種類があります。
多焦点レンズは、遠近両用のレンズで、裸眼でも遠くも近くも見ることができます。
多焦点レンズは、構造や機能により、低加入度、焦点深度拡張型、３焦点があります。
種類によって見え方や費用が異なります。
多焦点レンズのメリット裸眼で近くも遠くも見える
見える範囲の比較
参考：普段見ているものとその距離
近距離
40cm程度
- 読書
- スマホ 等
中間距離
1m程度
- 化粧
- 食事
- 買い物 等
60cm程度
- パソコン
- 料理
- ピアノ 等
遠距離
5m〜遠方
- 運転
- スポーツ
- 映画館 等
2m程度
- テレビ
- 時計
- カレンダー 等
多焦点レンズのデメリット①グレア・ハロー
白内障手術後、下記のような光に対する見え方の不具合を感じることがあります。 特に夜間、車のヘッドライトや街灯が光の輪のように見える事例が多いです。 ３焦点レンズは、他のレンズに比べて発生率が高いです。
-
グレア
光がぎらついてまぶしく見える現象
-
ハロー
光源を取り囲むように光の輪が見える現象
-
スターバースト
光源から放射状に伸びる光の線が見える現象
グレア・ハローの比較
グレア・ハロー弱い
グレア・ハローやや強い
多焦点レンズのデメリット②コントラストの低下（Waxy Vision）
コントラスト（Waxy Vision）の比較
鮮明さ、色の濃淡が良い
鮮明さ、色の濃淡がやや低下
様々な眼内レンズの特徴
（シュミレーション画像、費用等）
単焦点
（遠方合わせ）
（遠方合わせ）
近く
中間
遠く
近くや中間距離を見る時、眼鏡が必要
夜間
保険診療
費用
1割
約15,000円
2割
約30,000円
3割
約45,000円
※片眼の費用
単焦点
（近方合わせ）
（近方合わせ）
近く
中間
遠く
遠くや中間距離を見る時、眼鏡が必要
夜間
保険診療
費用
1割
約15,000円
2割
約30,000円
3割
約45,000円
※片眼の費用
低加入度
近く
中間
遠く
近くを見る時、
眼鏡が必要
夜間
稀にゴースト現象（ぼやけた像が重なる）あり。
保険診療
眼内レンズ
白内障以外に眼の病気がある方は、使用できません。
費用
1割
約15,000円
2割
約30,000円
3割
約45,000円
※片眼の費用
焦点深度拡張型
近く
中間
遠く
裸眼で遠くから近くまで見える（近くは弱め）。
場合によって、眼鏡が必要なこともある（特に近く）。
夜間
保険診療
眼内レンズ
白内障以外に眼の病気がある方は、使用できません。
費用
選定療養で追加になる費用
通常
275,000円（税抜）
乱視矯正
未発売
※片眼の費用
保険診療の費用
1割
約15,000円
2割
約30,000円
3割
約45,000円
※片眼の費用
保険診療の費用に、レンズの差額と追加検査の費用を加算することで、
多焦点レンズを用いた白内障手術が受けられます。
３焦点
近く
中間
遠く
裸眼で遠くから近くまで見える。
場合によって、眼鏡が必要なこともある（特に近く）。
夜間
保険診療
眼内レンズ
白内障以外に眼の病気がある方は、使用できません。
費用
選定療養で追加になる費用
通常
275,000円（税抜）
乱視矯正
297,000円（税抜）
※片眼の費用
保険診療の費用
1割
約15,000円
2割
約30,000円
3割
約45,000円
※片眼の費用
保険診療の費用に、レンズの差額と追加検査の費用を加算することで、
多焦点レンズを用いた白内障手術が受けられます。
眼内レンズの選び方
フローチャート
※結果はあくまで目安です。参考程度にお願いします。
