緑内障レーザー治療(SLT/LI)

GLAUCOMA LASER SURGERY TREATMENT(SLT/LI)

だるがん君

選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)とは?

色素細胞をターゲットとした特殊なレーザーを線維柱帯に照射し、
房水の排水機能を改善させます。眼圧下降効果が期待できます。

  • 選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)は、開放隅角緑内障に対する
    レーザー治療です。緑内障のタイプによっては、適応外になります。
  • 眼圧下降効果が出るまでに、レーザーをしてから1~2か月程度かかります。
  • 眼圧下降効果の維持は、3年間で約40%です。効果がなくなった場合、
    何度も選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)を行うことはできます。
  • 選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)を行っても、
    効果がない方は約20%います。
レーザー線維柱帯形成術

選択的レーザー線維柱帯形成術では、眼に隅角鏡をのせて、
線維柱帯にレーザーを照射します。
その結果、房水の排水機能が改善し、眼圧が下がります。

だるがん君

選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)の流れ

診察 (術前)
だるがん君

選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)の適応か確認します。
緑内障の種類によって、適応外の場合もあります。

手術説明
だるがん君

説明後、同意書にサインをいただきます。

※ご家族同席の上で説明を受けることをお勧めします。

手術日(レーザー前)
だるがん君

検査と診察後に、術後の眼圧上昇を予防する点眼薬をつけて、
眼をレーザー実施可能な状態にします。

手術日(レーザー)
だるがん君

点眼麻酔後、隅角鏡を眼にのせて、レーザーを行います。
所要時間は約5分です。

手術日(レーザー後)
  1. だるがん君
    レーザー終了後に、術後眼圧上昇を予防する目薬を点眼します。
  2. 術後の点眼薬が処方されます。レーザー後3日間使用してください。
    ブロムフェナク(消炎鎮痛剤)

    ブロムフェナク(消炎鎮痛剤)
    1日2回
    朝・夕
    レーザー後3日間使用

    ※点眼は1回1滴

  3. いつも使用している点眼薬は、いつも通りに継続してください。
  4. レーザー終了30分後に、眼圧測定を行い、
    問題なければ帰宅となります。
手術日以降
  1. 術後の定期診察は、安全に過ごすため、非常に大切です。
    術後診察のスケジュールは以下の通りです。

    ※眼の状態により、診察の回数が増えることがあります。

    だるがん君

    診察スケジュール

    診察スケジュール
  2. だるがん君
    術後の点眼内容は、医師の指示に従って使用して下さい。

    ※他に病気がある場合や眼圧の状態により、内容が変更になることがあります。
    ※点眼内容が変更になった場合、点眼内容を記載した表をお渡しします。

だるがん君

選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)の費用

選択的レーザー線維柱帯形成術は保険診療になります

1割負担 約9,000円
2割負担 約18,000円
3割負担 約27,000円

※片眼の費用

だるがん君

選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)のよくある質問

選択的レーザー線維柱帯形成術をすると、緑内障は治りますか?

レーザーで眼圧を下げることはできますが、緑内障で失われた視機能(視力、視野)は回復することはできません。

だるがん君

選択的レーザー線維柱帯形成術をした方がいい場合はありますか?

点眼薬の副作用や妊娠、授乳などで、点眼治療が続けられない場合や、 点眼を忘れがちの方にレーザー治療をお勧めすることが多いです。

だるがん君

選択的レーザー線維柱帯形成術は観血的緑内障手術の代わりになりますか?

レーザーは、緑内障手術の代わりにはなりません。失明を防ぐために 手術を選択しないといけないケースも多くあります。

だるがん君
だるがん君

レーザー虹彩切開術(LI)とは?

レーザーで虹彩に小さな孔をあけることで、閉塞隅角緑内障の原因の一つである
瞳孔ブロックを解消します。その結果、隅角が開き、眼圧下降効果が期待できます。

  • レーザー虹彩切開術(LI)は、閉塞隅角緑内障に対するレーザー治療です。
    緑内障のタイプによっては、適応外になります。
  • 虹彩と隅角が癒着しているタイプの閉塞隅角緑内障では、レーザー虹彩切開術(LI)
    だけでは眼圧が下がらないことがあります。
    その場合、手術が必要になることがあります。
  • 角膜内皮細胞が少ない、急性緑内障発作等で角膜の濁りが強い等で、
    レーザー虹彩切開術(LI)が実施できない場合があります。
    その場合、手術が必要になることがあります。
レーザー前
レーザー前
レーザー後
レーザー後

レーザーで虹彩に小さな孔をあけます。
小さな孔がバイパスとなり、後房から前房へスムーズに房水が流れます。
その結果、隅角が開いた状態になり、眼圧が下がります。

だるがん君

レーザー虹彩切開術(LI)の流れ

診察 (術前)
だるがん君

レーザー虹彩切開術(LI)の適応か確認します。
緑内障の種類によって、適応外の場合もあります。

手術説明
だるがん君

手術説明後、同意書にサインをいただきます。

※ご家族同席の上で説明を受けることをお勧めします。

手術日(レーザー前)
だるがん君

検査と診察後に、術後の眼圧上昇を予防する点眼薬と縮瞳薬をつけて、
眼をレーザー実施可能な状態にします。

手術日(レーザー)
だるがん君

点眼麻酔後、レーザー虹彩切開術用のコンタクトレンズを眼にのせて、
レーザーを行います。所要時間は5~10分です。

手術日(レーザー後)
  1. だるがん君
    レーザー終了後に、術後眼圧上昇を予防する目薬を点眼します。
  2. 術後の点眼薬が処方されます。
    リンデロン(ステロイド)

    リンデロン(ステロイド)
    1日4回
    朝・昼・夕・寝る前

    ※点眼は1回1滴

  3. いつも使用している点眼薬は、いつも通りに継続してください。
  4. レーザー終了30分後に、眼圧測定を行い、
    問題なければ帰宅となります。
手術日以降
  1. 術後の定期診察は、安全に過ごすため、非常に大切です。
    術後診察のスケジュールは以下の通りです。

    ※眼の状態により、診察の回数が増えることがあります。

    だるがん君

    診察スケジュール

    診察スケジュール
  2. だるがん君
    術後の点眼内容は、医師の指示に従って使用して下さい。

    ※他に病気がある場合や眼圧の状態により、内容が変更になることがあります。
    ※点眼内容が変更になった場合、点眼内容を記載した表をお渡しします。

だるがん君

レーザー虹彩切開術(LI)の費用

レーザー虹彩切開術は保険診療になります

1割負担 約9,000円
2割負担 約18,000円
3割負担 約27,000円

※片眼の費用

だるがん君

レーザー虹彩切開術(LI)のよくある質問

レーザー虹彩切開術をすると、緑内障は治りますか?

レーザーで眼圧を下げることはできますが、緑内障で失われた視機能(視力、視野)は回復することはできません。

だるがん君

緑内障発作でレーザー虹彩切開術をしました。
反対眼もレーザー虹彩切開術をした方が良いですか?

反対眼も緑内障発作を起こす可能性が高いです。発作を起こしてからでは失明のリスクが高いですので、反対眼もレーザー虹彩切開術を受けることをお勧めします。

だるがん君