飛蚊症・光視症・
網膜裂孔・網膜剥離

FLOTERS / PHOTPSIA /
RETINAL TEAR / RETINAL DETACHMENT

飛蚊症
飛蚊症

何もないはずなのに目の前に黒い陰や糸くずみたいなものが見える症状を飛蚊症といいます。

光視症
光視症

実際にはないはずの光が一瞬光ったように感じる症状を光視症といいます。

だるがん君 原因

飛蚊症・光視症の原因

  1. 1
    加齢によるもの(生理的飛蚊症)
  2. 2
    網膜裂孔・網膜剥離
  3. 3
    硝子体出血
    糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症など
  4. 4
    ぶどう膜炎

原因を調べるには、散瞳薬をつけて詳しい眼底検査が必要です。

散瞳の注意点

  1. 1.点眼後約6時間、まぶしくなったり、ぼやけたりします。運転は控えてください。
  2. 2.同日の眼鏡処方はできません。
正常
正常

網膜とは、眼の内側に広がる薄い膜で、ものを見るために重要な役割を担っています。

網膜裂孔
網膜裂孔

網膜裂孔は、網膜に裂け目ができた状態です。
近眼や加齢が原因として多いです。
網膜剥離への悪化を防ぐため、レーザー治療を行います。

網膜剥離
網膜剥離

網膜裂孔が悪化すると網膜剥離になります。
網膜剥離は、網膜裂孔から液化した硝子体が網膜の裏に入り込んだ結果、
網膜が剥がれた状態です。手術をしないと失明します。

網膜裂孔・網膜剥離の可能性がある症状

飛蚊症
1
飛蚊症
光視症
2
光視症
視野欠損 視力低下 変視症
3
視野欠損(見える範囲が狭くなる)
4
視力低下
5
変視症(ものがゆがんでみえる)
網膜裂孔の治療

網膜裂孔の段階であれば、レーザー治療で、約9割の方が網膜剥離への悪化を防ぐことができます。
わずかな網膜剥離であればレーザー治療ができることもありますが、多くの網膜剥離は手術が必要です。

網膜裂孔があれば、即日治療します

術後診察

だるがん君 術後診察

網膜剥離へ悪化したり、
新しい網膜裂孔が発生しやすい時期です。
運動は控えて、安静にしたり、
術後の診察を受けることが大切です。

診察スケジュール

  • 術後1週
  • 術後2週
  • 術後1か月
    視野が欠けるなど悪化があれば、途中でも受診してください
  • 術後2か月
  • 以降3~6か月毎
    網膜裂孔後、黄斑にかさぶた(黄斑上膜)ができることがあります。手術が必要なこともあるので、定期受診をお勧めします
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